皮膚病「アトピー性皮膚炎」ってどんな病気?
アトピー性皮膚炎は、体にかゆみを伴った湿疹が発生するアレルギー性の皮膚病の一種です。
慢性的にかゆみが続き、掻くことで皮膚が荒れていきます。
20歳以下の10人に1人がこの皮膚炎であると推定されています。
18~20歳には治るとも言われるようですが、その年になっても症状が続いている患者もいるようです。
アトピー性皮膚炎の特徴は症状が良くなったり悪くなっていったりを繰り返すというところにあります。
そのため治ったと思っても継続的な治療が必要です。
治療には、ステロイドの塗り薬を使用することが多いようですが、ステロイドにも強さのランクが5段階程存在するため、それぞれの皮膚の状態や年齢に合わせて適切な治療の方法を主治医と相談していく必要があるでしょう。
アトピー性皮膚炎の治療の最終目標は、日々の生活の中でかゆみを気にせずに過ごせる状態、他の人から症状がわからない状態に維持し続けることです。
きちんとした知識を身に付け、対処することで上手に付き合って行くことが大切です。
辛い皮膚病アトピーとは
アトピーとは皮膚病の一つで、かゆみのある湿疹ができることを言います。
もともとアレルギーを起こしやすい人や、皮膚のバリア機能が弱い人がなりやすく、かゆみの伴う湿疹が慢性的に良くなったり悪くなったりを繰り返します。
特徴としておでこや目、口、耳のまわり、首、わき、手足の関節部分に左右対称にできることが多く、赤くかゆみのある湿疹を掻いてしまうとじゅくじゅくとした体液が出てきて、アトピーの症状が長引くとごわごわとした固い皮膚になってしまいます。
アトピーの予防にはまずは肌のバリア機能を低下させないように、日常生活において肌のケアをすることが大切です。
具体的には乾燥を避け潤いを保つケアが効果的です。
また、紫外線や化粧品、その他物理的な肌への刺激を少なくすることも予防としては重要です。
また発症してしまったら、炎症が悪化しないようにステロイドなどの治療薬を先生の指示のもとに適切に使用することで、辛い症状の回復を早めます。
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最終更新日:2024/10/28